
ロゴデザインを初めて依頼する際、どのような準備をしておくべきか分からない方も多いでしょう。
適切な準備をすることで、デザイナーとの意思疎通がスムーズになり、より理想的なデザインを手に入れることができます。
今回は、ロゴ制作を依頼する前に押さえておくべき5つの重要なポイントを解説します。
初めてのロゴデザイン依頼:成功のための6つのポイント
❖ポイント① : 目的と使用シーンを明確にする
まずは、ロゴを制作する目的と、その使用場所を明確にしましょう。例えば、
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新規オープンの居酒屋の看板に目立つロゴを入れたい
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新商品である和菓子のパッケージに合うロゴを作りたい
このように具体的に伝えることで、デザイナーはよりリアルにイメージを膨らませながら制作に取り組むことができます。
❖ポイント② : プロジェクトの背景やコンセプトを整理する
ロゴは単なるデザインではなく、ブランドの価値観や理念を象徴するものです。そのため、以下の点を整理しておくと良いでしょう。
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会社の歴史やビジョン(例:「創業100年の伝統を受け継ぐ」)
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商品の開発背景やコンセプト(例:「手作りにこだわった職人技を表現」)
この情報をデザイナーに共有することで、ブランドのアイデンティティに沿ったロゴが誕生しやすくなります。
❖ポイント③ : ロゴを見た人に与えたい印象を考える
ロゴはブランドの第一印象を決定づける重要な要素です。ターゲット層がロゴを見たときにどのような感情やイメージを抱いてほしいのかを事前に考えておきましょう。
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高級感・伝統的・格式のある印象
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親しみやすく、温かみのある印象
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斬新でモダンな印象
デザイナーと方向性をすり合わせることで、意図したメッセージが伝わるロゴを作成できます。
❖ポイント④ : 筆文字のテイストを決める
筆文字を使用する場合、どのようなテイストにするかを決めておくとスムーズです。
以下のような要素を指定すると、デザイナーの理解が深まります。
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和風 or モダン
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かわいい(女性的) or かっこいい(男性的)
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おとなしい or 力強い
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細文字 or 太文字
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かすれ具合(小〜大)
その他、取り入れたいデザインの要素があれば事前にリストアップしておきましょう。
❖ポイント⑤ : サンプルデザインを準備する
イメージのすり合わせをスムーズにするために、参考となるデザインを準備しておくことをおすすめします。
例えば、「細い線」と一言で言っても、人によって捉え方は異なります。そのため、具体的な参考画像を用意することで、希望するデザインの方向性を正確に伝えやすくなります。
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デザイナーの過去の制作事例を参考にする
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Pinterestや画像検索を活用する
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競合ブランドのロゴを分析する
これらの準備をすることで、デザインの認識違いを防ぎ、納得のいくロゴが完成しやすくなります。
❖ポイント⑥ : サンプルデザインを準備する
ロゴデザインの費用は、依頼するデザイナーやデザインの難易度によって大きく変わります。予算の目安を決めておくことで、スムーズに進めることができます。
また、納期についても確認が必要です。特に開店準備や商品発売などのスケジュールが決まっている場合は、余裕をもって制作を進めることが大切です。
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予算の目安を決める(例:3万円〜10万円)
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納期を確認し、余裕を持ったスケジュールを組む
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修正が発生する可能性も考慮する
よくある質問とその回答
❖ 1. ロゴデザインを依頼する際、どのようにデザイナーを選べば良いですか?
デザイナー選びの際は、ポートフォリオをチェックし、自分のイメージに合った作品を作っているかを確認するのが重要です。また、過去のクライアントの評判や、デザインのスタイルの幅広さも判断材料となります。最終的には、コミュニケーションの取りやすさも考慮し、スムーズにやり取りできる相手を選ぶとよいでしょう。
❖ 2. ロゴデザインにはどれくらいの期間がかかりますか?
一般的には、デザイナーのスケジュールや制作内容によりますが、初稿の提出までに1〜2週間程度、修正を含めると1ヶ月前後かかることが多いです。特に細部にこだわる場合や、多くの修正を希望する場合は、もう少し余裕を持ったスケジュールを考えておくと安心です。
❖ 3. ロゴデザインの費用はどのように決まりますか?
デザインの難易度や、デザイナーの経験、使用用途によって価格は大きく変わります。個人のフリーランスに依頼する場合は数万円から、大手のデザイン会社に依頼する場合は数十万円かかることもあります。予算に応じた選択肢を持つことが大切です。
❖ 4. 依頼時にデザイナーに伝えるべきことは何ですか?
ロゴの使用目的やターゲット層、希望するテイストを詳しく伝えることが重要です。具体的なイメージがある場合は、参考資料や画像を用意するとスムーズに伝わります。また、ブランドのコンセプトや理念についても共有しておくと、より適したデザインが提案されやすくなります。
❖ 5. ロゴデザインの修正は何回まで可能ですか?
デザイナーによって修正回数の上限が決まっている場合があります。多くの場合、2〜3回程度の修正が無料で、それ以上は追加料金が発生することが多いです。依頼前に、修正のルールや追加費用について確認しておくと、トラブルを防ぐことができます。
❖ 6. ロゴのカラーバリエーションも作ってもらえますか?
はい、多くのデザイナーは白黒版や単色版などのバリエーションも作成可能です。特に、印刷物やデジタルメディアでの使用を考えると、異なる背景色に対応できるバージョンを準備しておくことが望ましいでしょう。事前に相談するとスムーズです。
❖ 7. すでにあるロゴをリニューアルすることは可能ですか?
もちろん可能です。既存のロゴのコンセプトを活かしつつ、よりモダンで洗練されたデザインにリニューアルすることができます。変更の程度をデザイナーと相談しながら、ブランドのアイデンティティを保ちつつ新しい魅力を加えることができます。
❖8. ロゴを納品してもらった後、どの形式のデータを受け取れますか?
通常、PNGやJPEGのほか、印刷用に適したAI(Illustrator)やEPS、SVG形式などが提供されます。用途によって必要なデータ形式が異なるため、事前にどの形式が必要か確認しておくと良いでしょう。特に看板やグッズ制作を予定している場合は、ベクターデータが必須となります。
❖9. ロゴデザインに著作権はついていますか?
ロゴの著作権は、契約内容によってデザイナーに帰属する場合と、クライアントに譲渡される場合があります。商用利用を考えている場合は、使用権や譲渡条件について明確にしておくことが重要です。特に、完全譲渡を希望する場合は追加費用が発生することもあるので、依頼時に確認しておきましょう。
まとめ
ロゴデザインを依頼する際には、事前の準備が成功のカギとなります。今回紹介した5つのポイントを押さえておくことで、よりスムーズに理想的なロゴを手に入れることができるでしょう。
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目的と使用シーンを明確にする
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プロジェクトの背景やコンセプトを整理する
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ターゲットに与えたい印象を考える
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筆文字のテイストを決める
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サンプルデザインを準備する
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予算と納期を事前に把握する
ぜひ、これらのポイントを活用して、素晴らしいロゴを手に入れてください!
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