筆文字のロゴデザインを依頼したけど、こんなはずじゃなかった…
弊社に依頼いただくお客様の中には、以前に別の制作会社数社で筆文字デザインを制作したけど、納得いくものが出来なかったとのお問い合わせをいただく場合が御座います。
どうしてこのような問題が起きてしまうのか、またどのようなポイントで問題が発生しやすいのかを、主にデザイン・費用・納期の3つに分類し考えてみました。
デザイン面
ヒアリング不足
制作前のヒアリングを十分に行うことで問題を事前に防ぐ事が出来ます。
・デザインの使用用途
・デザインのコンセプト
・文字のテイスト(男性的or女性的なデザイン・線の太い細い・線のかすれ・文字の崩し度など)
・参考とするデザインサンプル
デザイナーや書家の選択
デザイナーや書家によっては作風の偏りや、得意不得意が少なからず存在します。
書作品の制作に慣れている書道家であっても、商業的な筆文字の制作が不得意の場合があったりします。
依頼する前に制作可能かどうか確認したり、過去の制作事例などを確認しておきましょう。
修正の対応が不誠実
制作を進めるうえで、方向性の模索や修正はつきものです。
このあたりを親身に対応してもらえるかこちらも事前に確認しておきましょう。
費用面
料金
制作を依頼する前に必ず費用がどれくらいかかるのか把握しておくことが重要です。
必要な制作費の項目を問い合わせたり見積もりを作成してもらいましょう。
修正費用
制作者によって修正費用の有無はさまざまです。一回でデザインが決まることは稀ですので、修正が必ず発生する前提で考えておきましょう。
著作権費
著作権譲渡費が別途必要な場合があります。
このあたりを高額な金額設定している書家や制作会社が存在しているので事前にこのあたりもしっかり押さえておきましょう。
納期面
デザイン制作は依頼から納品まで修正も含めるとある程度の納期が必要です。
デザインを使用する期日が決定している場合は、この期日内に納品できるか確認しておきましょう。
まとめ
気持ち良く制作を進めていくためだけでなく、依頼した作品のクオリティーを担保する点においてもにも事前に起こりうる問題個所を想定し、十分に対策しておくことが非常に重要です。
気になる点や不明な箇所がある場合は、その都度、制作者にしっかりと確認しておくことをおすすめします。